24/1/31関東立海

2024年今年初のテニミュに行ってきました!!

青学関東大会優勝おめでとう〜!!!

 

4thからミユキが満を持して初登場ということで、期待度も上がった状態で観に行きました。ちょっと愚痴なんですが、なんで公式はTSC先行受付終了後に発表したんだろう。こんなの後出しと言われてもしょうがなくないですか……?提供する側が自信ないように取れる態度は、こちらも不安になります。素晴らしい試みなので堂々と華々しく前もって発表してほしかったです。本題に戻りますが、ミユキはとっても素敵な存在でした。彼女がいると清涼感がさらに増して良かったですし、何より舞台向けの少し大きな身振り手振りの演技って小さい子が一番似合うし見てて和むし元気が出ます。声も一際美しく響いていて、書いている今も思い出せるほど印象に残りました。

 

今回の大阪の会場はオリックス劇場でした。始めてオリックス劇場いったんですが、他のビルに馴染みすぎて見過ごすところでした。間口こんな狭くていいの!?グッズ列は外にはみ出す形だったんですけど、ぎりぎり雨降ってなくて幸運でした。いつもよりグッズ並んだなという印象だったんですが、それもそのはず。ネットで雑に調べたところ、オリックス劇場は、メルパルク大阪やCool Japan Osaka WWホールの収容人数の2倍強の収容人数を誇るみたいです。チケットももしかしたら2つの劇場のときより取りやすかったのかなあ、ありがたい話です。

以下ネタバレ含む感想です。

 

 

 

 

 

 

 

試合前

立海不動峰の映像を青学が見る場面

後ろのスクリーン砂嵐の映像と音入るの怖

舞台の一番後ろに立海のでかい影映すのも圧倒的感、絶望感あって良い

関係ないけど砂嵐とかガラケーとかテニミュの懐かしの小道具良いよね

正直手塚が7人いるは今となっては言い過ぎだと思うけど、当時の連載リアタイしてた人たちの恐怖と絶望感を私も体験できてこれは良い演出だなと思う。

悪魔化のときの赤也の笑い声怖すぎる。

フィーチャリング枠まじでいてくれてありがとう、立海怖すぎるからさ、本当にありがたい。

 

幸村の入院の描写

大道具と映像の組み合わせによって病院の屋上の再現が素晴らしいことになっている。屋上にしか見えない。

ケーキ渡すのはあったけど仁王が幸村にイリュージョンしながら花渡すシーンが追加されててテンション上がった。仁王って「プリ」とか言ってああいうとき何もせずに見守るタイプだと思ってたから、新たな一面見れて良かった。というかさらっと花贈れる人(しかも思春期に)って滅多にいない素敵な人だな?

ダリアだったりするのかな……黄色いダリアなのかな形的に近いような気もするけど、花のこと何もわからん。

全然消化できてないけど、別のシーンで、真田が幸村に「テニスはお前を見捨てない」って歌ってたのが印象的だった。分かりやすいポジティブな言い方でないところ、テニスが能動的な動きでは言われていないところに真田の幸村に対する気遣いを感じられて良かった。

 

リョーマと赤也の草試合

無我ってたときのリョーマどうやってる?

ドライアイスしか考えられんけど出るタイミングはかれてたからドライアイスじゃないっぽい。背中に仕込んでるっぽいけど目立った厚みもないし超気になる。気になりすぎて試合に集中できなかった。テニミュは進化し続けるんだな。

 

青学to be NO.1の歌(曲名不明、どのタイミングで歌ってたか覚えてない)

「to be NO.1」口々に言うところ、綺麗すぎずそれぞれの個性が乗っかった魂の叫びって感じで、荒削りな感じが好き。こういうところが好きだからテニミュを見続けてるんだなと再認識させられた。

タカさん役の大友さん、声が相変わらず良い。台詞も歌詞も聞き取りやすいし、進行理解するのにありがたい存在だった。

 

青学の赤目の歌(曲名不明)

大石がひたすら羊数えてるの癒される。後ろの映像も羊映ってたのおもろかわいい。

結構後ろのスクリーンで遊んでて好き。桃城が名犬ラッキーの話した時に後ろに透かしでデカい犬映ってたのも面白い。桃城が名犬ラッキーを語ってるときに海堂が「猫だろうが」みたいな絡み方してて可愛かった。もちろん桃城は「犬だろうが」って応戦するし、この不毛な議論を自然にずっとしてそうな感じかわいくて良い。桃城がどちらかというと犬派そうなのもめっちゃわかる。

そのあとのリョーマ以外の青学の人たちでしてたダンスは、Eテレで踊られてそうなスリラーって感じだった。仕事とはいえスラっとした人たちがみんな律儀に踊ってるの好感度上がる。プロだな。私も仕事がんばろうと思えた。

 

手塚とミユキの場面

ミユキのアドバイスの歌、可愛い声に加えてズンチャズンチャっていうリズムの歌に手塚が浮きすぎてて愛らしい。身長差もリアルで良い。

ミユキが手塚の代わりにコートに立つ場面、相手が見下して馬鹿にしてる演技と空気感がうますぎて見ていて本気で辛かった。心が痛い。

手塚とミユキの場面は、原作では対樺地のときに回想として出てくるけど、4thでは「一方そのころ手塚は……」みたいな感じの演出にしてくれていてよかった。テニミュの関東立海の手塚は青学の後ろでぼんやりいて一緒に歌ってたイメージがあって、正直守護霊の趣があった。今回は1人の人間としての苦労がわかりやすく伝わってきて大変良かった。

テニプリでは手塚のことを部長とか中学テニス界のすごい人っていう見方をしている人がほとんどで、ミユキほど無邪気に同じ人間(しかもドロボー呼ばわり)として接してくれた人は稀有な存在だと思う。手塚がそういう存在に出会えて関わり、恐怖に打ち勝って再びコートに立つことになるというエピソードからして、やはり省略の対象でなかったように思うので今回しっかり描かれているのは嬉しい。4th最高!

 

真田が巻藁切る場面

あれだけのために袴着替えてるの良い、コート以外の場所でも試合やテニスのことを考えてるっていうのを丁寧に描写してくれてるの好き。こっちまで緊張してくるしワクワクする感じ、青春のお裾分けをしていただいてる気分になる。同じ理由で赤目のシーンも好き。

あと真田の声が綺麗すぎないから渋みが出てて真田っぽくて良い。

 

試合

握手してベンチ戻る時の立海ガラ悪くて良い。本当に良い、ガラ悪い立海好きだ〜!!!

私立らしく基本的には品が良いのにちょっとした仕草がガラ悪い感じが立海にはある気がしていてそこが好き。

 

D2

ブン太声たまに絶妙に高橋さんに似ててよかった。高橋さんに似ながら現実にいそうな声、リアルで良い。アイドル感すごかったし、天才的とか言われても嫌味っぽくならないキャラって才能だな。「外させてみろい」とか言われたら普通イラっとくるけど本当にブン太のスター性がそうさせない感じがある。

ブン太とジャッカルの歌、思ったより距離近くてびっくりした。仲良いけど口に出してかわいいとか言うイメージなかったので新しい発見になった。

やっぱり青学レギュラー2年はこの結果的に相性が良くなってる感じがとても好き。キャストのお2人も公演回数を重ねるごとに本当に信頼関係が築かれてきたことと思うので、対ラブルス戦この2人で見られないのは少し悲しいし惜しい気がしてしまう。

 

D1

ペテンの曲、曲調がちょっとクセがあって洗練されてる感じ!!しかしながら、セットも人もカオスに動くからどこ見たらいいか迷うところはまああった。初見だったので目が完全に迷った。良いように言えば見応えが大変あるし、見るたびに沢山の発見がある感じだった。「あれ仁王柳生どこ?」って探してる間にいつのまにかセットの上で歌ってるみたいなことが何回かあった。それも含めて仁王のペテンにかけられていると思えばいいのか??

柳生のレーザービームって多分私がラケットの振り方を真似してみてもダサくなって終わると思うけど、キャストさんがやるとやっぱりかっこいいのが不思議。あのポーズかっこよくできるのって努力とタッパと品が上手く合わさってこそだと思う。

 

S3

乾と柳のあの魂の試合が完全に再現されてて最高だった。どの試合でもそうだけど、この熱量はきっと配信では100%は伝わらないと思う。直接観劇して良かった。

データを捨てたあとの乾の歌い方が荒めで、がむしゃら感が良かった。とても意外というか、乾から出てる声と頭が理解できない感じだった。堀尾が「乾先輩落ち着いて!」みたいなこと言うけど、言いたくなる気持ちが今回見てようやくわかった気がする。

「ここからだったな」のあとの曲2人の笑顔が本当に爽やか。過去のゲームの再現をして、そこからそれを凌駕して、2人の関係が再構築されるのかと思うと今回で一番爽やかなカードだったんじゃないかと思う。

 

S2

赤也の曲怖いけど圧倒されたし、引き込まれて尻の痛みがすっと引いた。

声の裏返し方がめっちゃキマってる人で最高。ああいうキャラってただうるさくなっちゃう可能性もあるけどならずに恐怖を感じさせるのすごい。

「落ちちゃえ」?「落ちてしまえ」?みたいな歌詞と「ばいばーーーい」の言い方憎たらしすぎて中学2年生らしさがとてもあった。

 

S1

風林火山の曲ノリ良くてかっこいい。1stの曲に馴染みあったけど今回の曲好きだしすぐ覚えられそう。ドリライでやったらきっととても盛り上がることと思う。

リョーマの曲「勝つまで負けない」っていう歌詞、リョーマにこんなにしっくりくる歌詞ないと思う。「諦めない」じゃないのがポイント高い。諦めるなんて選択肢がそもそもないから「諦めない」っていう歌詞じゃない感じ好き。

 

試合後

表彰

神尾バネさんダビデ葵鳳壇がいてくれてたから関東大会感がすごい出てた。立海が王者にこだわるのも青学以外の学校の人たちがいたお陰で説得力が増してた気がする。

2位立海前へで赤也行こうとするの普通にしそうで和んだ。

ダビデ立海のセンシティブなダジャレを呟きバネさんが「ちょっと来い」って注意してるの惚れた。テニスもできて面倒見も良くて空気も読めるの最高。

 

表彰後の歌?

大会優勝したあとの歌の途中かな?菊丸か不二が微笑んでるのを見て乾も微笑みかけるところあるんだけど本当に優しさに溢れてる。乾の優しさは大人っぽさがあって素晴らしい。

場面違うけど、越前その膝どうした?のシーンの切り替え遅めな乾も好き。優しさも面倒見もありすぎるのよ。

 

ざっくり好きなところ

フィーチャリングの子達同士で挨拶する場面

バネさん、葵に挨拶しといたらって言ってあげてて、面倒見良い先輩だなって思って感動した。その後ダビデにもいいだして鳳にもそういやお前も2年やったなみたいなん言ってて学年に敏感な仲人みたいになってた。謎キャラで面白い。あと壇くんかわいい。英語のリスニング伸びるタイプの耳持ってる。

 

神尾とダビデが仲良さそうなのありがたい

六角のレギュラーで2年なのダビデ1人だから、同学年と楽しそうにしてる姿見られるの本当に助かる。ありがとう神尾!!

テニプリの2年みんな可愛いところあるから、チームメイトを傷付けられたとかそういう特別な事情がない限りみんな仲良くしてほしい。

 

幸村

カテコのとき片手でハート「ようわからん🤨❓」みたいな顔で返してたの良い

幸村わりとガタイいいの好きこれは要確認だけど三強の中でも一番背高いように見えた。真田は結構脚広げて立つタイプだしそれでそう見えただけかもしれない。

上着の翻し方とか、ラケット捌きとか、背景にある病気の壮絶な状況や部長としての覚悟が滲み出ててかっこよかった。

というかパンフレット買った方、幸村のページ見ました??美しいしかっこよすぎる。あのアングルにした人天才。幸村好きな人は買って絶対損しない。買った方が良いと思います。

 

パンフレットの柳役の梶山さん字きれい

書道やってた??

単純に字が綺麗な人に好感を持てるし、柳は勝手に字が綺麗なイメージがあるので、字綺麗な人が柳演じてくれてるのめっちゃ嬉しい。ありがとう梶山さん!!

 

公演時間について

3時間40分は普通に長いが、削りまくってこのシーン口頭説明で終わったな…てなるよりは全然良い!!ありがたい!!!制作側の皆様はこの長い間真摯に作品に向き合っていると思ったら、尻の痛みなど取るに足らない問題であることはあきらか。

しかし、観客の偏りのある男女比率と箱の大きさと公演時間を鑑みたとき、休憩時間20分は正直非常に厳しいと思う。私はプチ断食をしていたようなものなのでお手洗いは大丈夫だったが、2幕始まってから着席されている方結構いらっしゃったし、30分ほしいところだなと思った。

あと毎回思うけどこんなに良いものをこんな手軽な値段で長時間観られることに本当に感動する。円盤とかは割と躊躇わずサクッと買う派なのでそこで還元します!!いつも素晴らしいクオリティをありがとう。

2023観た映画まとめ

今年観た映画を記録用にまとめておこうと思う。

こうやって書きならべてみると、やはり劇場で観た方が心に残りやすいんだとわかる。

良い作品に沢山出会えた一年だった。

 

以下感想とネタバレ

 

 

 

劇場で(観た順)

THE FIRST SLAM DUNK

2022年に初回鑑賞だったが、また観たくなって今年になって2回追加で行った。

知っている方が面白いことは当たり前として、原作を知らない私が観ても問題なくついてこれた。

音楽がずっとかっこいい。

上映中退屈する時間が1秒としてない奇跡の映画だと思う。

鑑賞後テンションが上がってパンフレットを買ってしまった。

ところで、相手校は坊主ばかりなのに各々個性あふれる顔の作りや性格、体格、声をしていることに感心する。完全に何も知らないまま観に行っても初見で見分けることができた。

最後まで行く

岡田さんと綾野さんがW主演みたいな趣があった。話は韓国発らしい。

元々綺麗な顔の2人が物語が進むにつれどんどん汚くドロドロになっていくのが面白い。私は綾野剛さんは汚ければ汚いほどかっこよくなる人だと思っているので、段階的に魅力が増す彼を大きいスクリーンで見れて満足した。

ハラハラする描写が多いため、劇場で観たのが正解だったけど、とても疲れる。

綾野剛さんのやってる役が悪すぎる。主人公の悪事が普通に霞んだ。

韓国のサスペンスドラマを何作品か観ていたので、なんとなくここで驚かされそうだというのがわかったのが勉強の成果(?)を感じられた。

年末が舞台だったのでそれに合わせて観るのもありかもしれない。縁起のよさやめでたい感じはない。

 

しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜

まず「非理谷充ひりやみつる」という主人公の名前が良い。

みさえの髪の質感がツボ。

途中の非理谷のおでこの感じとか赤いマントとかが鉄雄みあったのがAKIRA好きな人間としては嬉しかった。多分オマージュは他にもあったはず。全部わかったらもっと楽しめたと思う。

良い映画だったが、子供にもファンが沢山いるアニメ作品で「確かにこの国の未来は明るくないかもね」みたいなことを言ってしまっているのはグロい。そもそもターゲット年齢がもう少し上で作られているのかも。年齢規制すべきでは。個人的に高校生〜30前半あたりに向けて作ってる感じがした。

しんちゃんが非理谷の過去の思い出に潜り込み、辛い経験をともに乗り越える場面が感動する。ここはしんちゃんが本当にタイムスリップして過去を変えていないというのがミソに感じる。そのおかげで観客は非理谷に共感できるし、同じようにしんちゃんに励まされるんじゃないかと思う。

トラウマに触れながら自分がどうしたかったのかを見つめなおし、行動し直すことをしているので、劇場にいながらインナーチャイルド療法を受けた感じにもなった。そんな後にサンボマスター流されたらさあ、非理谷に共感できる人間としてはボロボロに泣いてしまうよ。

 

オクス駅お化け

別記事に書いたけど人間の顔が一番怖い。後味がまあまあスカッとする。韓国のホラーは定期的に驚かしてくれるので退屈しないのが良い。ロケ地巡りしてみたくなった。

 

ゴジラ-1.0

ゴジラ作品初めて観た。

下から見上げたときのゴジラが大迫力で素晴らしい。普通の席で観たのに座席が揺れた気がした。ゴジラが必殺技出すときの尻尾から口にかけて力をチャージしていく演出が超かっこいい。

ヒューマンドラマはよくある展開で少々くどく感じたが、命をかけた作戦ともなると意外と現実でもあんな感じになるのかなあ。どうなんだろ。浜辺さんの大袈裟じゃない目の演技が好き。

多分戦艦とか戦闘機とかのオタクだったらもっと大興奮していたはず。

 

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

原作やアニメを知らないまま、横溝正史っぽいとの前評判を聞いて見に行った。思っていた以上に横溝正史が描く岡山みたいな場所が舞台だった。

途中の屋上でのアクションの作画がぬるぬる動くところに感激した。

切ない展開と確かにあった希望で、安心したらいいのか悲しんだらいいのか分からなくなって混乱した。大概の映画は「終わったから帰るか」みたいになるけど、この映画はその日が潰れる勢いで感情を引きずることになった。心揺さぶられすぎてリピートはないかも。オチであんなに切なくするのは駄目だよ……制作側はオチああなるって分かってて私に100分間2人の友情見せさせたわけ??

 

ウォンカとチョコレート工場のはじまり

パディントンと同じノリで観ることができる。公開される前はティモシー見たさに興味を持ったが、結局吹替の花村さんの演技と声と歌声に魅了されて帰ってきた。諦めず夢をまっすぐ追いかける感じの若くて情熱溢れる声が役にピッタリだった。聴いていてワクワクする声だった。吹替版のサントラないか調べたけど出てないっぽい……?本当に欲しい。出たら買う。

悪い点として、作中の世界が皆あまりにもキラキラしているので(薄汚れた詐欺クリーニング店でさえ何故かおしゃれに見える)鑑賞後の現実が少々耐え切れなくなった。鑑賞後すぐに仕事や学校だと結構病むかもしれない。

こういう底抜けに明るい映画で雑にくっつくカップルが好き。いらんところで伏線貼ってるところがお茶目だった。

戦場のピアニスト

デジタルリマスター版を観に行った。おそらく持っている円盤と字幕が少し異なっていたので新鮮な気持ちで観ることができた。やはり大きい画面で音のこだわりのあるところで観るのとTVで観るのとでは雲泥の差がある。

個人でなく人類全体において、恐怖と怒りで人の善い部分のほとんどが流されることがあっても、全てが無くなることは決してないと思っているので、こういう映画は人生の指標となるくらい好き。この時代にシアターで観れて幸せ。

 

配信または円盤(観た順)

ザ・リチュアル いけにえの儀式

ほとんど死ぬ。迂闊に登場人物を好きになれない。私が応援してた人はやられた。

目が覚めたら得体の知れない宗教オブジェに祈りを捧げてたという演出が、定番じゃない怖さということもあってゾワゾワした。

ロスト・バケーション

カモメに愛着が湧いてしまって、途中耐えきれずgoogleでカモメの安否を調べた。カモメ好きな人は観て後悔はない映画だと思う。

サメが信じられないほどしつこい。

シックス・センス

衝撃のラストと聞いていたのでなんとなくわかっていたのが悔やまれる。

記憶をなくし、変な邪推はせず、もう一度観たい。

TENET

再視聴

何回観てもよくわからんが、ニールくんが良いキャラしてるので皆観るべき。

1917

再視聴

メイキングの見応えがとてもあるので、配信でなく円盤をレンタルして観るとさらに作品を楽しめる。

レスリー中尉のすさんでいる感じが好き。

素晴らしき哉、人生!

クリスマスに近い日に視聴した。今回が初めて。映画は現実じゃないのだから、ご都合主義で幸せなのが一番だと思う。

あと何気にタイトルの訳が臭くなってなくて明るい感じが伝わってるの素晴らしいと思う。

観た後ただの日常がキラキラして見える点でディケンズのクリスマスキャロルと似てるかも。ちょっとした笑えるシーンがわりとツボだった。酔っ払いが帽子探す場面と天使に怯えるお兄さんが特に好き。

 

今年映画館で観たかった映画

パリタクシー

高齢の貴婦人のビジュアルがまず美しい。主人公と運命が交わらなさそうなのにこの2人が軸となって話が展開されるのが単純に気になる。

いつかの君にもわかること

シングルファザー、マザーとか養子縁組とか病気とか、よく物語に出てくるけど誰の身にもあり得る身近な話だと思う。これから自分がどうなるかわからないので映画ではあるけどその状況を知ってみたい。

リョーマ

応援上映は未経験で尻込みしてしまって結局観れなかった。テニフェスとかドリライのノリで行ったらいいのかな。歳を重ねる度に新しいものにどんどん臆病になっていっている気がする。

公衆電話のシーンで跡部様や白石に湧きたいし、各校のコールもしたいのでチャンスがある期間中に行きたい。

 

23/10/26昼 新テニミュ

10/26の昼、新テニミュを観に行きました。

六角ミュで再燃した後、10巻程度で止まっていた新テニの読破に無事成功しました。そして今回初の新テニミュを観に行きました。最後にあの青春の地、メルパルクを新テニミュの観劇で踏めたことはとても幸せだったなと思います。

 

テニミュは結構観に行ったことがあり、どれも最高に面白かったんですが、今回の新テニミュがダントツで一番面白かったです。エンタメがこれでもかと詰まってた。今までの新テニミュももしかしてこんなに面白かったんですか?知らない間に大損していたみたいです。

 

以下感想ネタバレです。少しマイナスな意見もあるのでご注意ください。

 

 

 

 

全体的な感想

構成や演出など

よくもまああんなに詰め込んでまとめられたなあと感動した。

本当は前半と後半で3rdと4thで分けて公演にするのが理想だと思うけど、実際あれだけのキャストをまとまった期間2回も拘束することは現実的ではないかも。

省かれてるところも多いけど、分かりやすくてダイジェストのような感じでもあった。

出てくるキャラの全員の名前と見た目さえ一致していれば、展開知らずに観ても多分なんとなく理解できるんじゃないかな。

パンフレットの許斐先生のコメントを見ると、拾う場面と捨てる場面で結構話し合いが行われたっぽい。

私は無傷だったけど、簡易に済まされた場面を好きな人はもしかしたらひっそり泣いているかもしれない。

 

飽きない曲群

各国の特徴を取り入れたり、サムライや忍者っぽくしてある曲群を聞くのが楽しい。

この楽器使ってるっぽいとか、ゲーム音っぽくて無機質だなとか感想が無限に湧いた。これ作る側も絶対楽しかったと思う。

テニミュ1stを直接観劇したことのある人たちも、各学校のテーマ聞いて新鮮に感じたり 納得したりしたんだろうな。1巡目の醍醐味体感できた。

 

勝手にエモさ感じたところ

  • 最初のほうの曲中、幸村真田徳川の3人で並んでるパート(ちょっと狙ってたりする?私の考えすぎかも)
  • 不二のソロ曲に「僕は変わる」のオマージュがあったところ(曲も振りもそれっぽくてテンション上がった)

 

独特のアイデアが好きすぎるシーン

オジュワールのアクロバット

全員で歌うOPの曲、皆ピシっと止まってて普通動いてもリョーマだけラケット構え直すような流れのところで、オジュワールが突如前に出てアクロバットしだしたのはめちゃ面白かった。すごいけどその流れではなかった感じが面白すぎる。百歩譲って中学生とか平等院が動くならわかるけどフランスのオジュワールは急すぎる。皆真剣に歌ったり跳んだりしてるから堂々と笑えない状況も相まって苦しいほどシュールだった。

 

ポージング対決

観客のノリの良さから応援上映の趣があった。白石だけパフォーマンスしないことに周りがズッコケるところ、リョーマもコケてて可愛かった。あそこだけキャラ1人ずつどんなリアクションとってるか見たい。

 

馬上テニス

誰が担当してたか分からないけどギャグに走らず真剣に桜乃をやるの良いなと思った。馬どうするのか気になったけどかっこいい人だらけのキャストにやらせるんだ……。

原作のギャグ回も人気キャラにも容赦なく変顔させたり汁飲ませたりするけど、その許斐先生イズムがしっかり継承されているなと思った。

 

あと無駄に馬の動きが上手い。

特に王子の馬の前脚と頭担当されてた方が上手い。実家で馬飼ってる?

誰がされてたかは私の席からは確認できなかった。何か喋ってたけどそれを踏まえても思ってた以上に馬だった。

 

グローバル化で思ったこと

気になった点

当たり前だけど横文字の歌詞が日本以外のチームだと本場っぽい発音で歌われてるのが「ワールドカップ来たな〜!!」と思えて良かった。

それ以外は皆日本語を話してくれてるので良い意味でグローバルを実感することは少なかったかも。

 

気になった点は、時折聞こえた台詞がぎこちなく聞こえたことだった。

日本語以外分からない私のために日本語で話して歌ってくれている時点で本当にありがたい話だと思う。

しかしながら日本語を生まれてからずっと聞いてきた人間からすると、こういう性格はこういう話し方、みたいなものが共通で多少あると感じる。

それと離れていたら違和感を持ってしまうのはどうしようもないことだと思う。

ただ、見た目といい、高い歌唱力や元々あるオーラが申し分なくキャラそっくりなので、話し方で落とさなかった運営も同時に好き。

テニミュは今ある能力を全て出し切ったことから来る割り切りや堂々とした姿勢が好きなので結局愛せてしまう。

やっているうちにどんどん素晴らしくなるだろうし、日本語に今までそんなに関わりがなかった逸材も出てくださったんだという感動で嬉しくなる。

結局全てに感謝してしまった。この話題に答えが出るとしても出すのは観客である私ではないし、気楽にこれからも観ることにする。

 

私の英語力がない

コーレスにて、ラルフの英会話レッスンあったけど発音良すぎるのと私が英語アホすぎる2つの要因で全然返せなかった。悲しい。

あと、日本語でもアドリブとかコーレスの指示のとき聞き取れないことあるから辛い。

英語力とかそういう問題じゃなくて頭の処理能力の問題かもしれない。

後ろにカンペほしい。

 

印象に残った人たち

  • 跡部様相変わらず歌が上手い
  • 手塚は声量が段違い。どの曲か忘れたけど彼のソロパートでガラッと雰囲気が変わった感じがした。
  • エドガーの曲、イントロが弦楽器使うわ重低音ドンドン響いているわな壮大な感じだった。これはよっぽど上手くないと浮くやつでは……と思っていたけど杞憂も甚だしかった。ちょううまい。ロングトーンえぐい。のびるのびる。オペラとか経験ありそうな歌い方だった。技量がありすぎてもうラケットとかジャージが浮いてた。

 

声・話し方

藤田さんの幸村の声が理想

さちんそのままの声帯の男性は残念ながらなかなか現実にはいないと思うが、現実にいるとしたらこの声だ!となった。

男性らしさもありながらさちんのような透明感のある声だった。昔不二をされていた橋本さんの声を聞いたとき「甲斐田さんのようでいて男性らしさもある素敵な声だ」と感銘を受けたため、この感動を幸村で味わえるとは僥倖。

声とは関係ないけど、真田が浮かれスキップして幸村の肩をポンとする場面の幸村の顔がとても気になる。怖いけど円盤で絶対確認しないと。

 

キコ

声素敵すぎるなと思ってたら声優さんが演じてた。2階席で視力もそこまで良くないので、聞いたら誰かすぐわかる声はありがたい。それだけで好きになる。

 

平等院とデューク

原作そのままだった。平等院の話し方が初めて聞いてもすぐ平等院と分かる。デュークの話し方も聞き分けしやすくてありがたい。特に平等院に話しかけるときの「お頭」の言い方が想像してたものそのものだった。「お頭ァ」みたいな言い方で、そこに威厳と貫禄と落ち着きと少しのヤンチャさが感じられた。

 

立ち振る舞い

ドゥドゥの立ち方とか身振りとかがアメリカっぽさあってずっと見ていられる。自然にされてるので素で日常しているジェスチャーかもしれない。小粋でフランクで友好的な感じが出てる。

 

プランス王子役のDIONさん

声も演技も歌も全てが良かった。

声からプライドが滲み出てる。発声が綺麗で、子音の響きも気持ちが良い。

高貴な歌い方を維持したまま、感情を乗せたり迫力を出したりするのがものすごく上手い。

テニミュで昔柳生をされていた小野田さんも上手いだけでなく、歌の感情表現に長けている方だったと思う。小野田さんと歌の上手いの種類が一緒に感じた(似ているわけではなく、「歌が上手い」の中のどのタイプかっていう話)。

強い意志を伝えるのにただ歌声を大きくするだけでなく、発声にも工夫されているような気がする。

パンフレット読んでびっくりしたが、あれで初舞台らしい。まじでわけわからん。何???

他の舞台も出演されることがあればあの表現力をまた浴びたい。

 

2階Sサイド

2階であることにもSサイドシートであることにも不安要素を感じながら向かったが、特に進行の理解に支障がなかった。私は中央寄りの上手前方の列だったが、特に死角もなかった。やっぱりサイドでも見やすいところと見にくいところがあるのかも。

観客もステージの遠さを理由に疎外感を感じて観ている人はいなかったように思う。ポージング対決でフゥーと言っている人はいなかったがそれ以外は積極的に楽しんでいる印象だった。2階席でもそれほどストレスを感じずに楽しんでいる様子だった。

 

2階もしっかり客降りに来てくれて、インタラクティブに楽しめた。ちなみに私の座っていたエリアには毛利、跡部様、キミ様が来てた。同時に色んな人が来てくれるため、局地的に黄色い声が上がるのがこれぞ客降りといった感じで楽しかった。

 

おわり

とりあえず円盤絶対買います!

同日夕方の部に許斐先生がいらっしゃったらしい。超羨ましい!惜しかった!!

「オクス駅お化け」ネタバレと感想

「オクス駅お化け」観ました。驚かされる系嫌じゃなかったら楽しめます。劇場で観てください。

以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

妹の顔怖すぎ

ナヨンを初めて家に呼んだ場面

彼女が出てるシーンどれも怖いけど、ここの場面が特に怖い。「井戸が、兄が」ってバーっと一方的に話した後、急に黙る間がドキドキする。黒目だけがキョロっと動くの怖すぎるし、その後の叫び声とても怖い。高い声で脳が揺さぶられる感じ。女の人の叫び声ってなんでこんなに怖いんだろう。論文あるかなと思ったけどなかった。まだ研究されてなかった。

夜中に自宅待機中のナヨンの家に尋ねた場面

ここの構図もキモくて天才だった。半分あの怖い顔で、もう半分が背景(主人公ふくむ)の構図とか何食ったら思いつく?実はよくある構図なの?妹の顔がいくら怖くても大画面に映ってるから見るしかないのがつらい。妹の顔で後ろの大部分隠れてるのも怖い。真後ろにお化けいたらどうする気?怖い。

存在がずっと不気味

湯灌士、運転手(すでに亡くなってる)に取材しに行くときにタイミングよくすれ違うし、冒頭にも出てくるし、彼女が作品の雰囲気を決めているということで間違いない。碌に予告見ずに短いあらすじとポスターだけ見て観たから、彼女がメインの恐怖要素だと思ってた。生きててびっくり。人間に見えない。

あれだけ怖い女の貫禄見せてるのに、兄の廃駅探索動画見てるときに兄映ったらびっくりしてたの意外だった。どう考えても兄より妹の方が怖いのにな。人間らしいところあってほっとした。

女優さんのオンとオフの差

女優さんどんな方なんだろうと思って調べたら素の顔かわいくて何回見てもあの顔と一致しない。予告で喋っていらっしゃる動画も見たけどニコニコして愛らしい印象だった。凄み満点の顔はどこへ?衣装や髪、メイクと写りと演技であんなにも変わるものなの⁇別人にしか見えない。

 

冒頭

「これがオクス駅ね、やばいっしょ」みたいな軽いノリのホラー演出で、飲み込みやすくてありがたかった。冒頭のみがまさにウェブトゥーンでの「オクス駅お化け」らしい。ここでの女に妹を使ってるので、妹がさらにどういう人物か分からなくなった。もう一度観るべき?しかしながらホームドアで首切断は思い切ったなあ。すごすぎてちょっと冷静にならんでもないけどワクワクした。

丁寧に人間界を説明しているせいでホラーの場面以外が退屈に感じる作品も多い中、この作品のスピード感は私に優しい。主人公がpvを稼がないといけなくて社長はクソ、それだけわかれば誰でも入り込めるのは素晴らしい。主人公を取り巻く人間界の説明がさらっとされすぎているような気もするが、ホラーにしっかり尺使って他はできるだけ取らず、80分というちょうど良い時間にまとめているのはとても好感を持てる。サクッと観れるけどしっかり怖い良い映画だった。

 

印象的な場面と演出

悪夢から覚めた直後の場面

緊迫した夢から覚めたら自分以外のオフィスの人間が薄暗い中無表情でこっち見てるの怖い。これ考えた人私とホラーの価値観絶対合う。ゲンセンカン主人のポスター?が基のネットで有名な怖い画像あるけど、あれと同じ怖さ。

カメラ向けたら顔認証の枠がどんどん近づいてきて……みたいな演出

顔認証を使った演出は、現代ホラーのお決まりにまでなってる気がするけど、わかってても怖いのがやっぱり良い。懸念される点においては、お決まりをしっかり押さえながら結構驚かしてくるタイプの作品なので、配信になった瞬間に没入感が消えそうだなと思う。劇場でちゃんと怖かったシーンを馬鹿にする人が増えそうだなと感じる。もったいない。

あと、記憶が正しければこの場面のお化けは逆さだったけどなんで逆さだったんだろう。この映画なんでこの演出にしたんだろうという細かいところがたまに気になる。悪く感じているわけではなく、どういうこだわりで作られたのか興味が湧いてくる。

お化けが出揃う場面

井戸行ったらお化けが勢揃いしている場面、人間2人は勝ち目なさすぎて客観的な視点で見れた。人間すごすぎたら笑いが出る。子供みんなで叫ぶシーンあって十分怖かったけど、妹1人で叫んでた場面の方が怖いのなんで。妹のインパクトすごすぎるのよ。

 

両国の恐怖への価値観が反映されてて面白い

個人的に韓国のホラーはゾンビのような腐った体とフィジカルの強いお化け、音で驚かす、というのが特徴だと思う。日本のホラーも音で驚かすけど、なんとなく韓国の方が音がエグい印象がある。直接お化けに物理的攻撃で殺される演出はなかったし、そういう点では日本寄りホラーなのかな。結構な速さで走って追いかけてくるお化けも韓国ではお決まりなイメージがあるけど、今回は振り向いたらいる、なぜか気付いたら近くにいる感じの日本寄りの演出が採用されていた。今回のお化けは腐って目が濁っていたので、ビジュアル的には韓国の怖さが詰まっていた。驚かし方も本当に容赦なくて韓国寄りかな。エンディングまで疑ってしまうほど、緊張感がある映画だった。

 

テーマと題名

井戸ってそんなコテコテな……と思わなくもなかったけど、幽霊たちの人間時代の絶望感を追体験できる意味では良い道具だと思う。あとで調べたら本当に井戸があるそうで。隣に廃駅と井戸があった現行の駅なんて、ホラーマニアがよだれを垂らすほどロマンがある。向こうの人あれ見た上で駅使うの?ちょっと羨ましい。

あと題名シンプルすぎるな。異国の固有名詞はすぐ忘れがちだけど「お化け」もついたらキャッチーになって覚えやすかった。ホラーって一瞬でわかるし良い。

 

登場人物について

社長お前そんなめちゃくちゃやってたらホラー映画だから死ぬぞ!って思ってたら良い感じに人柱になってくれた。どっかでこの俳優さん見たけどどこだったか思い出せない。色んな作品に出ていらっしゃる方なんだな。

ウウォン呪いうつしたの意外だったけど「まだ生きてたい」のセリフ、そうだよね……としんみりした。湯灌士もそう、みんな生きてたいよな。知ってて移さない妹は業が深い。湯灌士とウウォン、妹とナヨンの場面が交互に映るところ、緊迫したシーンだけど、妹は移さないだろうという謎の信頼があった。人格者のイメージではなく、人間の「生きていたい」という欲が人より薄そうだなと思って。だめだ結局妹の話をしてしまう。顔と演技が良すぎた。

 

完結のしかたが珍しい

意外なラストで面白かった。向こうの国は悪い人間の圧力や復讐モノ描かせたら世界一みたいなイメージあるので本領発揮といった感じ。ホラー作品は最後が不完全燃焼で終わるとか言われがちだけど、怖いの根源は理不尽で太刀打ちできなくて意味不明な大きな力だと思うので、人間ごときがそれを成敗できたらそれはそれでキモくなると思う。そのため簡単に成仏することなく、これからも恐ろしい場所のまま終わるのは自然な終わり方だなと感じる。

ナヨン依然として前途多難だけどどうするんだろう。幼馴染に先に死なれたり、裏切られたりしてるし、その上会社辞めてるし。ありたい記者像があるみたいだし、同じ業界でもっと良い企業に入れると良いね。ひとまず死なずに済みそうだし、クソ職場から離れられて良かった。気まずいと思うしウウォンとは縁切りな。

 

 

 

最近3rd全国立海後編の円盤ずっと観てる

 

半年前、人生に限界を感じ始めたとき、3rd全国立海後編の円盤を買いました。QOLの上がる魔法の円盤を買ったおかげで、人生が底なしに楽しくなりました。幸福がすぐ手に入れられるので、ここのところ2日に1回好きな場面を中心に観ています。現在は4thまで進んでいるので今更感はありますが私の中で常にホットです。

毎回観て同じ感情や新たな気持ちが浮かび上がるのに誰にも言えないのもどうかと思い、感想をしたためました。全国立海は2ndのみ観たことがあり、1stは前後ともに観たことがありません。1stの有名な曲はドリライ7のCDである程度知っています。

 

 

冒頭に堀尾いる

青学での最初の思い出が出てくるんですが、その中に堀尾がいる演出が心に響きます。なんだかんだ一緒にいることもあるし仲良いですよね。堀尾を始めとする1年トリオはまだレギュラーではありません。そのため、彼らはメインのキャラとは言えないと思うんですが、こうやって1年のトリオから確かに物語が始まったことを再認識できてしんみりしました。

 

「ポジティブシンキング」

「前だけ見つめよう」とか「ポジティブシンキングで」とか言っているのにあの暗めの曲調かっこいいですね。「THE TOP」みたいなストイックな曲好きなので当然好きです。青学のストイックな面にスポットがあたっているのが良いです。

中央に集まって「勝負!!!」というところ、1回目の「勝負!」より強く歌っていらっしゃると思うんですが、信念を感じて鳥肌立ちました。その後の手塚のパートでいったん落ち着くというか、静かになるのも青学らしさが出ていますね。伴奏だけになって2年を皮切りに皆で踊るところ、ひたすら真摯に練習を重ねてきた姿と重なります。

ライバルズ

リョーマが記憶を取り戻しその場を去ったあと、残されたライバルズは「鎬を削る者たち」を歌います。曲中で彼らはこういいます。

今年の日本一は俺たちのお陰で

クオリティはエクセレント

魂からかっこよすぎる。

そして歌い切ったあとのライバルズの顔が完全にリョーマを見送っている顔なんですよ。裕太の顔が特に泣けます。ただまっすぐ見つめる亜久津とか田仁志の表情もぐっときます。皆思い思いに、悔しさを滲ませながらも、リョーマが大会に間に合うかを心配する気持ちや試合での思い出が心の中でないまぜになっているのかもしれません。それに被せてリョーマの走っている小さな後ろ姿が映り、「サンキューライバルズ」というリョーマのナレーションが流れます。遠くなるリョーマの背中を、ライバルズの皆さんはこんな顔で見つめていたんだな。原作ではさらっとした描写だったので、こうやってそれぞれの心の内を歌を通して知ることができることに喜びを感じます。何回泣いたことか。本当に心が動かされる演出です。

 

伊武の喋り方伊武すぎて感動しました。負の感情をペッと言い捨てる感じが伊武そのものです。むかつくの言い方とかまさに伊武です。もう何回も聴いて「伊武だ!!」ってしてる。何回でも聞ける。健人さん、良い俳優さんですね。ラケットの振り方も運動神経がかなり高いんだろうなと感じさせる振り方というか。体幹がしっかりありそうな身のこなしです。

あと日吉も画面見なくても日吉だろうなと分かる話し方をされますよね。品を感じます。歌い方も良いところ育ちの雰囲気が出ています。古武術やそろばんやってそうかと言われれば、英会話とかピアノの方がやってそうなんですが、どっちにしても氷帝のオーラが自然な具合に出ています。あと跡部様が「越前リョーマ復活完成だ」と言ってリョーマに注目が集まっているとき、日吉は跡部様をじっと見ていて「不思議すぎるやろ」と思いました。カテコでは他がハートを作っている中一人丸を作っていたし、コーレスのときも一人だけずっと最後までリズムとっていたし、少し変わっているというか、様子がおかしい片鱗が出ていて微笑ましいです。

皆さんアニメに声が特段似ている訳ではないのに、キャラそのものなのが不思議です。キャストの方々が性格や考えを研究して演技された結果、声にそれがらしさとして現れて、自然と私たちに伝わってくるものなんでしょうか。

裕太の面倒見の良さが最高です。兄以上に面倒見の良さは優っているんじゃないかな。大原さんの目が元々大きいのも起因しているんでしょうけど、目がどこで止めてもうるうるしているんですよね。不二先輩にはない主人公らしさというか、未完成だからこその美しさみたいなものをとても感じました。裕太は体もラケットも重力さえ軽くなったかのように試合しますね。倍速にしたか疑う程機敏です。田仁志のビッグバンに驚いている顔が可愛くて和みます。

 

あと金ちゃんのダンスずっと見ていられます。ずっと見ていたい。金ちゃんらしい元気いっぱいな動きというだけでなく、止めるところはピタッと止めていて、見ていて気持ちが良いです。ポーズ一つとってもただするのではなく、金ちゃんらしさを含んだかっこよく見えるポーズをされていて、休む暇なく感動させられます。全景にしたらずっと金ちゃんを見てしまいます。「最終決戦」の「最後の戦い」のところ、長袖の裾が遠心力で動くこともあってターンがとても綺麗です。映えるターンの方法を平松さん自身模索したところもあるんじゃないかとちょっと思いました。

跡部

まず歌い方から高貴さが出ています。「最終決戦」の「ラストラスト……」のところも、歌唱力と表現力が合わさって帝劇に来た心地になりました。「凍てつくぞ」のフレーズが特に気品とプライドが出ていてかっこいいです。客降りでこの跡部様が目の前に来たら、カリスマオーラできっとびっくりしてしまうだろうな。そんな貫禄があります。文字一つ一つに感情がしっかり乗せられていて、どの台詞も聞き入ってしまいます。「ほうら凍れ」なんか本当にスローで聞きたいくらい跡部様らしい言い方されてます。

 

あと皆さん......鎬入る前のリョーマにポイント取られたときの跡部様の笑顔見ましたか!?!?かっこよすぎるんでまだ見ていない人は絶対に見てください。今すぐ見て。円盤がない人もどうにかして見てください。リョーマが戻ってきたことやどんどん強くなっていくことを心の底から祝福し、楽しんでいる様子なのが表情から伝わってきます。ポイント取られているんですよ!?なんて気高い心なんだ。私は特段跡部様を推している訳ではないのですが、流石にかっこよすぎて、そこだけ何回も見ます。そりゃあ全校生徒に慕われる訳ですよ。

 

三浦さんと原作の跡部様は顔自体はそんなに似てはいないかなと思います。しかしながら彼が立っているところ、歌っているところ、踊っているところを見てしまうと忽ち跡部様にしか見えなくなるので不思議です。この調子だと3rdの跡部様は関東、全国どっちも絶対かっこよかったですよね?なかなかに氷帝の円盤も欲しくなってきました。

 

話が逸れますが、「最終決戦」サビのところで一人ずつ前に出て次々にラケットを振る演出が粋です。これまでの戦いが積み重なって今日最終決戦まで来た、そんな思いにさせられます。

 

幸村

「奇跡の神の子」の神々しさと恐ろしさを感じる演出が好きです。畏怖の念を抱くってこういう感情なんだ。周りに歌わせている時点で只者ではない人物だと誰が見てもわかります。パイプオルガン?の音と照明が相まってリョーマはすごい相手と戦うことになるんだと感じます。それはそうと、「俺たちはしもべになるしかないのか?」とか金ちゃんに歌わすな。「哀れな構図だぜ」のときもそうですけどなんでテニミュって容赦ないんですか?立海よりよっぽど非情じゃないですか。あの直接的な歌詞がキャッチーさを生み私たちを惹きつけるのでしょうがないんですけどね。容赦なさすぎて結構好きな歌割りです。

 

幸村の歌声めっちゃ良いですね。高い音程のとき、燃えたぎる闘志が顕著に出てくる気がします。あくまで顔は涼しくしているのが幸村らしいです。「ほらどうした?そんな探り探りのショットじゃ」の言い方に、リョーマに対する真剣な闘志が見えます。「今お前にやろう 俺の余裕」なんて言っていましたが、手を抜くつもりは全くないことがよく伝わってきます。かっこいい。これぞ王者の風格です。改めて幸村の魅力に触れました。

 

「幸村のテニス」のイントロから幸村が歌い出すまでの流れがとても好きです。「なんか変ですね」から始まる大混乱のライバルズと呼応する警告音のようなBGMがかっこいいです。真田の冷徹な「考えても無駄だ」という台詞でぴしゃりと静まり返る場面があることで、絶望する気持ちを追体験できます。テニミュの中でも屈指の名イントロだと思います。

「右も左も」のあたりの歌い方、プライドや余裕も確かに感じられるんですが、その中に「絶対勝つ」という強い意志もしっかり感じられて素敵です。いや~本当に良い演技をなさるなと感動しました。今まで幸村って私の中では冷静でクールなイメージが主だったんですが、その中に確かに情熱が見えて前より好きになりました。立石さんの舞台、1回は実際に観に行ってみたいです。

 

リョーマ

阿久津さんの演技、表情がキラキラしていて素敵です。しかも細かいステップを踏みながら踊るようにテニスするので、本当にリョーマはテニスの申し子なんだなと感じさせてくれます。

とにかく表情が素敵なので、円盤とか配信とかドラマでより一層輝く方かなと思います。真田と試合しているときの「早く出してくんない」の顔とか、好戦的で生意気でこれぞリョーマという感じで大好きです。あと記憶を取り戻している途中の忘れているときと思い出しているときの顔の切り替えがうますぎます。目だけで雰囲気がガラッと変わるのが見ていて面白いです。

カテコのガッツポーズや「テニスって......楽しいじゃん!!」の表情、この歳くらいでしかでないキラキラオーラがほとばしっていて眩しいです。阿久津さん本人だけでも元々輝いているのに、照明さんのお陰で余計きらめきが増しています。公演が重なるにつれ、私とキャストの年齢がどんどん離れていくことに悲痛な思いを抱くのですが、青春を浴びることができるこの舞台ではメリットの方が大きいですね。

 

終盤の名曲豪華ハッピーセット

「あいつこそが」からカテコの怒涛の名曲が好きすぎて、ずっと聴いてます。あの曲群を聴くとどんなに眠くても自然に目が開くし、どんな深刻な悩みがあってもその瞬間幸せになります。憂鬱が全てキャストの声で飛ばされます。そしてなんといっても私の青春、「FGKS」と「GMKK」が歌われていた事実に胸がいっぱいになります。

 

「FGKS」のイントロのピアノだけで涙が溢れます。多分カラオケバージョンでも泣けるのに、ありがたいことにキャストの皆様は歌っても踊ってもくれているんですよね。振り付けも好きです。なんであんなに振り付けを見るだけで胸が締めつけられるんでしょう。「keep on」の顔を背けているところに切なさを感じます。

 

カテコ以前まで観ていると、2ndで新しく作られた曲は使わず、なんだかんだ1stの曲がよく使われていたので、初見時は「GMKK」は歌わないだろうなと思っていました。そのためイントロが流れたときの衝撃たるや。飾らない歌詞にキャッチーなメロディ、振り付けが私たちをいつでも青春時代にしてくれます。ちょっと脱線して語るんですけどGMKKは歌詞が本当に天才なんですよ。

軋むテニスシューズの 音を覚えていてね

弾んだテニスボールの ラリーを覚えておいてね

皆さんご存知の通り、これって物語本編だけのことを言っている訳じゃなく、テニミュのことも言っているじゃないですか。テニミュが始まる合図の、あの軋むテニスシューズの音とテニスボールの弾む音です。私は基本的に劇中でメタいことをあまり言ってほしくない派なのですが、これは聴いた人がそうともとれる良い塩梅の歌詞だなと毎回うなってしまいます。

コンテンツを与えてくれている側は基本消費する側をあまり個々に認識できないじゃないですか。去る者追わずみたいなところもあると思います。しかしながらこの歌詞は確実に私たち消費者に語り掛けているのがとても優しいですよね。

「忘れないでね」ではなく、「覚えていてね」なのも個人的にポイント高いです。去る者は追わないけど、「覚えておいていつでも戻っておいで」みたいなニュアンスを勝手に感じます。

これは制作側の皆さんにも語り掛けている歌詞ですね。その雰囲気があるからこそ、OBの方が新テニミュに出演されたり、テニフェスに出演されたりすることが可能になるんだなとしみじみしました。テニミュだけでなく、テニプリ全体の寛容な文化が影響しているように感じ、ほっこりします。

 

4th全立

4thは演出や歌が一新すると聞いたことがあるので、上記で湧いた場面もなくなる可能性があります。寂しくもありますが好奇心と期待が勝ちますね。

しかしながら季楽が折角登場したのでライバルズの出番はあまり省略されてなかったら良いなと思います。一瞬だけで良いから鎬歌ってくれないかな。無理ですかね?無理ですよね……やっぱり……

まだまだ先の話ではありますが、4thでは何日か通って新曲群を沢山覚えて、感動するシーンを沢山増やしていきたいですね。

 

23/8/3六角ミュ

夏、大阪。

強い日差しを浴び、セミの声を聞きながら、

観に行きました、テニミュ!!!

青春と命の輝きを浴びてきました!!!

感想はもちろん「良かった」なんかでは済まないので、ブログ開設しました。

 

  • 観た人の事前知識量
  • 六角ミュ感想
    • 緑山とオジイの新しい存在
    • 前アナ廃止と舞台装置の変化
    • メルパルク大阪が閉まるらしい
    • テニミュ特有の熱い楽曲は健在
    • 今回の癒し枠、氷帝
    • 案の定熱気にあてられてパンフレット購入
    • カテコの海堂に感動
    • 次の公演にも期待

 

観た人の事前知識量

テニミュ遍歴

・1st

直接観劇していない。四天宝寺Bのみ円盤を持っている。レンタルで関東大会、比嘉あたりは観た。ドリライ7のCDを持っている。

・2nd

一番はまった。全国大会を中心に観劇した。関東氷帝四天宝寺のみ円盤を持っている。亡霊といっても過言ではない。

・3rd

四天宝寺のみ観劇し、全国立海後編のみdvdを持っている。

・4th

今回の六角で4thデビュー。楽曲が一新したこととテニミュボーイズなる存在が誕生したことは小耳にはさんでいるが、詳しいことは何も知らない。

 

これだけ書きましたが、六角ミュに関しては知っているのは1stだけです。

そのため、今回役立ちそうな持っている知識は原作と大昔に見た六角1stのみとなります。

 

テニミュ以外

最近(?)は、原画展やリョーマ!など見に行くなどすれど、新テニは10巻で知識が止まっている有様です。これを機に新テニ集めようかな。
このようにだいぶテニプリからかなり遠のいていたのですが、今年許斐先生の近況ツイートを偶然目にし、またテニプリを思い出してきていました。手持ちの昔の円盤を再生し、なつかしさにふけり、晴れてこの夏「そういえばテニスって楽しいじゃん」とオタク活動の楽しさを完全に思い出しました。


あとキャストに関してはほとんど知らない状態です。忍足侑士役の草地さんのみサバイバル番組で少し知っているといったところだと思います。ピリついた空気でモノマネをやってのける鋼の心臓と、参加者の中では比較的穏やかな性格に心動かされ、確か私も彼に何回か投票したような気がします。

 

続きを読む